新井律子建築設計事務所は関西で住宅の設計を中心に仕事をしています。

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100年終の棲家ーリフォームを愉しむ/2022〜2023

　両親が結婚時にこの建物を購入・改修し、昭和16年8月から住み始めました。82年も前のことになります。
母が4年前に亡くなり「終の棲家」として、あらためて暮らし方を見つめなおし住まいの改修をすすめることになりました。
母の寝室座敷に、ベッドを移動し、私の寝室だった部屋を食堂にしました。この部屋は、当初竈のある台所からダイニングキッチン、ダイニングキッチンから寝室と変遷を繰り返していました。天井を撤去、梁現し、土間風の床と当初の雰囲気のある部屋に戻しました。
さらに井戸屋形への通路部分を台所にして、以前からトイレが外廊下から行くことになっており、家の中にトイレを設けるため、台所だったところに、トイレ・洗面を配置しました。浴室はユニットバスに変更しました。庭を見ながら歯を磨く、トイレとお風呂は暖かく快適になりました。
前栽のブロック塀も木製の大和塀にやり変えました。
玄関横の庭と食堂前の庭は、江夏庭苑事務所の江夏大三郎さんにしました。

　
寝室座敷
　　
食堂